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ガチ・サバゲー

『SEALS』

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対戦相手
チーム『MR』
 総勢11名が、交代で、週一でSEALSに一年半通い続ける兵。
 女性一人を含む三名で、対戦を快諾して頂いた。

左三名、チームMR、右、CAT11 リナ、チー、そして、コミネ。

ガチ・ゲーム1

2vs3 CAT11が一名少ない劣位戦。

BAR/ BAT MITZVA

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新兵・大石 サバゲー戦闘記

新兵・大石 

CAT11が、教えます。

敵を発見する前に、チーのナイス美尻を発見する大石。

大石には、SEALSの入り口にあるこの英語看板は読めなかったのだ。
『エゴはここに置いて行こう』

我儘が通じないのが、サバゲー―・フィールドである。

自信を深めて態度の大きくなった大石は、CAT11チーとリナをゲーム後の「一杯、飲みに行かない?」のオッサン的誘いを一蹴されて、『場外戦死』

 チンポも洗った、手袋・帽子・ハイカットスニーカーも用意した。
モテない、金ない、役職ない。ないない尽くしのオッサンに、ちーとリナ、2人の天使がアドバイスをくれた。「そんな奴こそサバゲーをすべし!」。
 いい顔見せたくて安請け合いしたものの、シューティングの経験なんて銀球鉄砲くらいしかないし、そもそもサバゲーってコンビニに行くような格好でできるモンなの?好戦的なキモオタと右翼ばっかじゃないの?不安はいろいろあるものの、俺の目的はサバゲー後の飲み。疲れきった女性の身体に染みわたるアルコールは何かと判断力を鈍らせてくれるハズ。邪な思いのみを抱きフィールドへと足を運んだ。
 用意したのは上記3点、そしてフィールド使用料とレンタル料金、飲み代、もしもの時のホテル代だけ。
初めて訪れるフィールドは予想に反して住宅街のほど近くにあった。

 駐車場は痛車と街宣車……ということもなく、皆さんいたって普通というか、俺より完全にイケてる……。女性の姿もチラホラと見受けられる。雰囲気としてはスキー場の女性少ない版といった感じ。かなりの健全ムードだ。とはいえ、実戦になると人が変わるかもしれない。そんな気持ちを察したのか、チーとリナは俺を優しくエスコート。娘くらい年の離れた女の子だが、「『俺の空』の安田一平が童貞を捨てたときはこんな気持だったんだろう。この調子なら夜も……」と、またまた邪な思いを抱きつつ受付へ。
 ウエアと銃を2人に見立ててもらうという至福の時間を過ごし、銃の扱い方のレクチャーを受ける。
 照準見て撃ちゃいいんだろと思っていたら、こっぴどいダメ出し!
 日頃の運動不足が祟って、銃を構えるだけでも腕が震える。震えが気になると構えが疎かになり、またダメ出し。リナに至っては「体幹がなってないんだよ!」と厳しい一言。少々イラっとしたが、「ほら、ココを意識して」と下腹部にタッチしてくれたので良しとしよう。

 何とかレクチャーも終わり射撃を体験。電動モーターの音と着弾したときのカチっという音は正直言って迫力がない。拍子抜けした気分のまま、とりあえず実戦へ。

 いきなり放り出された戦場。アムロだっていきなりガンダム操縦できたんだから、俺だって銃くらい扱えるだろうと思っていたが、敵の姿すら見つけることができずにヒットされる。でも、地面に這いつくばり、耳をすませ、集中力を高めるという行為は眠っていた何かを呼び起こされような、今までに感じたことのない何かを感じた。例えるなら、普段の視界がビスタサイズとしたら、今の俺はシネスコサイズだぜといった感じ。1発も打てなかったのになぜか気持ちE!

 次のゲームはちょっと余裕ができたんで、チーとリナの後姿を完全にいやらしい目で見ながらついていった。しかし、リナがすぐに撃たれてしまう。リナ曰く「こんなに早く撃れたのは初めて」とのこと。どうやらここはかなりレベルが高いようだ。
 俺はといえばまたもや1発も撃つことなく終わってしまった。しかし、索敵には成功! でも、照準を合わせてる間にヒットされてしまった。チーから「撃ちなから照準合わせたらいいよ」とのアドバイス。勉強になります!

 誘われた当初は女子とイチャイチャ楽しく、できればコケたふりして押し倒せれば……くらい思っていたが、この時点ですっかりハマってしまう。次のゲームは女子は休憩。俺はノリノリなんでソロ参戦。とはいえ初心者なので、上手な人にお願いして後ろにつかせてもらう。
 鼻息荒く敵陣に切り込むも予想もしない方向から撃たれてしまった。「ヒット!」と立ち上がったらそこには3人の敵兵が。いい気になりすぎました……。試合後チームメイトから「攻めましたね」とのお言葉をいただく。それって褒め言葉?

 昼食はカレー、食事代も料金に含まれると聞き、コストパフォーマンスの高さに驚く。しかも結構うまい!

 午後はほぼソロモード、女子そっちのけでフィールドの入り浸ってしまった。午後だけで5ゲームに参加。
 午前の反省を踏まえ、出すぎないように注意する。ゲームを重ねるにつれ、敵の発見率も上がり、ゲームに滞在できる時間も増え、チームメイトとの位置関係もチェックする余裕もできてきた。
 こうなってくると、最初に感じた物足りなさはまったくなく、着弾音も実弾のようにリアルに感じてくる。そしてモーター音が静かなのは自分の位置を知らせないため、ということも理解できるようになった。

 多彩なルールも魅力だ。フラッグを取り合うチーム戦に、四隅から中央に攻め込む攻防戦。すべての人が敵になるバトルロイヤルはギャラリーの声援と運営の実況が戦場を盛り上げる。ルールごとに異なる駆け引きを素人ながらに考えるのも楽しい。それがハマりヒットしたときは脳汁ダダ漏れモノの快感だ。
 丸一日参加して運良く2人をヒットできたが、あの時の興奮は今でも身体が覚えている。銃口から発射された弾までが身体の一部になったかのような全能感。自らのリミットを知ってしまった大人だからこそ楽しいのかもしれない。
 その楽しさを支えているのがプレイヤーのマナー意識の高さ。撃たれた人が撃った人に「上手いね」と自然にエールを送っている姿を見たときは、「サバゲー、いいじゃん!」と素直に思ってしまった。

 

『戦闘記1』

しかし、学び、少しずつ、戦士になっていく、大石。​

CAT11のリナ左側はブッシュに身を隠し、チーは木陰に隠れている。

しかし、新兵大石は、道のど真ん中で立っている。

だから、戦死を繰り返す大石。

​やる気満々の新兵・大石。

『サバゲー戦後話』

プレイヤー同士の美しい交流に感動させてらったものの、ゲームが終わると一気にいつもの煩悩モードへ。当初の目的である飲みに誘うもあえなく撃沈。フィールドで自己中に楽しんでたから仕方ないか……フラれはしたものの、気分はサイコ~! 都内の射撃場でコソ練して次の有事に備えなくては! まずはエアガン貯金からはじめよう。とりあえず、今日使う予定だった、飲み代とホテル代がはじめの一歩だ!

2013年掲載

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