リナ「彼らは本当に素早くて、正確な照準がてぎるよ。
 美しいと言ってもいい、チームの機動と、正確な狙い、すごいね」
チー「移動が綺麗でした。
スタート位置から、遮蔽物を見つけて、移動して、銃を構えるまでの時間が早かったです。
 私たちが戦う場所を考えて移動している間に、相手はもう、狙っているんですからね。
修行不足です」

 完璧な敗戦だった。

34秒間の1対1銃撃戦の末の、終末。
コミネが、ヒットされる。

MR3からの視界。
距離10m。
遮蔽物の右横から、上に横木がある下からの狙撃だった。

そして、リナは、MR2に距離25mで狙撃されて、やられた。ゲーム開始6.2秒。
 その11.1秒後に、MR2は、コミネにやられた。

 そして、残った一人の敵MR3に対して、大声で現在位置を教えたコミネとの一騎撃ちが始まった。
 まず、最初にやらなければならないのは、敵が今、どこにいるかだった。
 正面の敵は、スタート位置近くの板塀の裏側だった。
 俺は、それを探るために、遮蔽物から、身を晒しては、探りの銃撃を入れた。
 正確な応射が帰ってくる。
 巧い。
 しかし、こいつを倒せば、CAT11の初勝利となる。
 数回、交戦する。
 勝負は付かない。

 そして、俺は、自らを標的にして、誘き出そう考えた。
 しかし、MR3さんの、正確に狙うまでの時間を読み間違えた。
 
敵が出た。
俺はM4を構えた。
なんと、遮蔽物の左端の横から出た。
狙う。
次の瞬間、俺のゴーグルにBB弾が命中した。
完敗だった。

MR1側からのチーへの狙撃。
開始6.1秒後のこと
この2秒後に、コミネによって、MR1はやられます。

 死体に声無し。
既に、チーとリナは、死んでいました。
 最初にチーが・・・

最初にチーが、MR1に距離30mで、射殺されていました。

敵のヒットコールを初めて聞きながら、左目の隅に僅かに動きを感じる。
 木塀の陰に座り込んで、その隅から、狙う。
 MR2が、木の間から前に出ようとした瞬間。
三点射、距離20M、命中。
ゲーム開始、17.3秒で二人目を射殺。

MR2側からの視界。
MRさんから教わった、『点の狙撃』であります。
M4の上に搭載されたスコープの上にドットサイト、今、一番、欲しい装備です。
 でも、お金ないので、コミネM4は、常にアイアンサイトで戦うであります。
 俺は、木塀の陰から、大声で怒鳴った。
「二人、やった、後は正面だけだ」
 貧乏チームなので、携帯無線を持っていません。第二次世界大戦の分隊レベルの連絡網。
 反応の声は無かった。

ゲーム開始14.6秒後、テントの中の敵MR1に、三点射(再現)で、一人射殺。
丁度、頭部が隠れていて、俺がどこから撃ったか、分からなかったのが、助かる。

MR1側からの視線。
針の穴を通す隙間の狙撃が、ここの、勝利を呼び込む。
 距離15m。

木塀に辿り着く。テントの中に敵影。
 左に展開させたチーとリナと銃撃戦の最中だった。
 初めて、敵の横を取れた瞬間だった。

ガチ・ゲーム3 3vs3 同人数戦。
『突撃一番!!』

ゲーム開始。
展開するCAT11リナとコミネは、敵から目を離していないが、チーは、既に視線を外している。
 既に接敵して、敵が見えている場合は、その敵から目を離してはならないのだ。

 コミネの頭の中には、零戦の撃墜王、大空の侍・坂井三郎先任の声が蘇る。
「最初に発見し、目標にした敵機からは、初期機動時に、片時も目を離してはならない」
コミネは、まず、そうしていた。
坂井先任の言葉が続く。
「混戦になった空戦は、一点、突破口になる所があります。そこを見出せば、空の戦いは征せます」
 コミネは、その一点に向けて、発砲しながら、全力疾走を開始していた。

ゲーム前に、俺はM4の弾が出るか、試射した。弾は出る。
 そして、戦いを征する一点とは、あの木塀。このスタート地点からは遠い。しかし、第一撃は、敵をバラバラにするための横の掃射。
 その後は、頭を上げさせない、点射を繰り返しながら、一直線に木塀に全速で駆けた。

ガチ・サバゲー

『SEALS』

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対戦相手
チーム『MR』
 総勢11名が、交代で、週一でSEALSに一年半通い続ける兵。
 女性一人を含む三名で、対戦を快諾して頂いた。

左三名、チームMR、右、CAT11 リナ、チー、そして、コミネ。

ガチ・ゲーム1

2vs3 CAT11が一名少ない劣位戦。

BAR/ BAT MITZVA

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ガチ・サバゲー

『vs MR』

対戦相手
チーム『MR』
 総勢11名が、交代で、週一でSEALSに一年半通い続ける兵。
 女性一人を含む三名で、対戦を快諾して頂いた。

左三名、チームMR、右、CAT11 リナ、チー、そして、コミネ。

ガチ・ゲーム1 2vs3 CAT11が一名少ない劣位戦。

『オリンピック100m金メダル・ボルト選手よりも最速を記録せり』

ゲーム前に、お互い整列して、礼。
礼に始まり、礼に終わる、武道に通じるサバゲー道であります。

ゲームは、お互いに視認できるフラッグ8とフラッグ4の間、距離60mから、ゲームスタート。時間5分。

フラッグ4から、全力疾走で掃射しながら、両陣の中央付近の木塀遮蔽物に突っ込む、リナ。この技術は、MRから、賞賛された。

しかし、遮蔽物に飛び込む1秒前、写真のように、掃射を止めて、銃身が下がるリナ。
ガードが下がったボクサーと同じだ。その運命は…。

「ヒット!!」とリナがコール。ゲーム開始8.8秒後の秒殺。
恐るべし、MR。

MRの絶妙な機動例。
座射姿勢で、狙撃アングルが見出せない。

右膝を地面に付けるだけで、右に数センチ動いて、アングルを見出そうとしている。

 見事な機動。さらに、サイレンサー付き。
CAT11が、撃たれるまで分からない。

まだ、昼休み時間はあったので、コミネは、直ぐに、泣きの第三戦を申し込んだ。

 歯が立たない。
それが、事実だ。
 自分のミスは、ゲーム開始直後に、最初のフルオート射撃で、M4から弾が出なかった事から、全てが失敗だった。
 MRは、CQBの接近戦闘のテクも熟知し、尚且つ、ピンポイントの長距離狙撃にも長けていた。
 CAT11のチーとリナ。
ここのフィールドでは、針の穴を通すような狙撃で戦えなければならない。
 遮蔽物の陰が、常に安全でないと、心しないと駄目なのだ。

 下記の写真のMRの機動だ。

『分析と反省』

コミネがやられた12秒後、CAT11の右側に深く機動したMR3は、距離30mで、残っていたリナを狙撃して、射殺(再現)
ゲーム時間26.6秒で終了。

テントの影に潜んだリナは、数歩、動いた瞬間に、距離30mで、狙撃されて戦死。
ゲーム時間26.3秒。
SEALSのゲーマーのレベルの高さが如実に証明された瞬間だった。

チーが、やられた、7.1秒後、コミネ、塀の横で戦死=塀死。
何があったのか…。

チーがやられたので、また、三対二。
 早く一人やらねばと、焦るコミネ。
ならば、この塀の反対側に敵がいると、真上から突撃。
 空戦では常に敵機よりも上空にいるのが、有利と、大空の侍、坂井三郎氏から直伝された。
 しかし、サバゲーは地上戦。姿勢が低い方が勝つ!!で、顔射フルオートを受けて、思わず後方に倒れ込む。
 でも、フルフェイスだから、負傷無し。
ゲーム開始14.2秒で、コミネ戦死。

ゲーム開始、7.1秒で、チーが「ヒット!!」距離20mで、MR3に射殺される(再現)
木とテントの僅かな隙間を抜いて狙撃してくる。
前にいたリナは、まだ、無事。

MR3からの視界(再現)
テント越しの僅かな隙間から、チーを狙撃したのが、分かる。

ゲーム開始と共に、予定としては、凄まじいフルオート射撃をしながら、リナの指摘した真ん中の木塀まで突撃しようとするコミネ。
しかし、現実は、M4からは弾詰まりで弾が発射されず、帽子が飛びかけて、思わず気にして、敵から視線を外している、ボロボロの開戦。
チーとリナは右側に急速散開する。
 敵MR1も、木塀に向かっているのが、見えた。
しかし、ファーストブラッドは違う場所で発生した。

スタート地点を交換して、ゲーム開始を待つMR。余裕であります。

ゲームスタート直後のMR。
一瞬で戦闘回路がONになる。
見事であります。
そして、敵から目を一瞬とも離していません。

ガチ・ゲーム2 3vs3 同人数戦。
『兵士が塀死』

 今回は、数の少ないチームの戦術例を収集しようと俺は思っていた。
 しかし、その願望は8.8秒、100mオリンピック記録よりも早く砕かれた。
 敵チームMRの機動を見た瞬間から、CAT11のレベルが段違いに低いと痛感した。
 三年以上、毎週のようにサバゲーして、ずっと下手なままのチームもいるが、MRのように、僅か一年半で高いレベルに到達しているチームもいる。チーム内に、ベテランゲーマーの素晴らしい指導者がいらっしゃるのだ。
 MRは、ここのSEALSを知り尽くしている。
しかし、それは、秒殺された言い訳にならない。
 リナは、LA育ちで、その場所でどこが戦いのキーになるか、天性で分かる。
 中央の木塀だ。そこに行ったのは、いいが、バリケードに飛び込む時、発砲を止めたこと、さらに、周囲警戒を怠って、バリケードしか、見てなかったのだ。
リナ「一番、最初に言えることは、MRさんの
チームの動きは素晴らしいよ」

 チーは、市場地区の形の一定しない遮蔽物の使い方を間違えていた。
 MRは、遠中近にある視界を遮るもの、弾を遮る遮蔽物を絶妙に使って、機動してくる。
 チーは、「ここは、隠れていて大丈夫な、遮蔽物」と思っていても、すこし、アングルを変えれば、姿は見えるのだ。
チー「遮蔽物に隠れることに必死で、そこから見える景色がまったく、分からないまま移動していたから、やられちゃったのだと思います」
 俺は、直ぐに、参戦を決意。秒殺を繰り返すのならば、三対三の同位戦を、申し込んだ。
 しかし、結果は…。

『ゲーム解説と反省』

チーを発見して、狙撃するMR2(再現)

狙撃距離30m、ゲーム開始22.8秒後。

撃たれたチーからの視界(再現)
MR2の木と遮蔽物を使った見事なバリケード・シュート。

CATから見て左に展開して、樹海に潜むMR2(女性)。MR3は、さらに左に展開している。その機動は素晴らしい。

銃身が下がり、撃てなくなった瞬間に、正確な狙撃が炸裂する。MRは、個人無線機、M4上には、スコープとドットサイトを装備、完璧であります。

同上、今度はリナからの視界(再現)
MR1は、自陣から右に移動して、リナの死角になる側に回って、狙撃した。

MR1からの視界(再現)。リナを8.8秒で狙撃した

リナ視点

2013年掲載

チームMRさん、CAT11と戦ってくれて、ありがとうございました。

1
 敵が視認している状態から始まる時は、朝鮮戦争で米陸軍兵士として、戦い、その後、アフリカで傭兵部隊に参加、米国に帰国後、LAで私立探偵をしていた自分の師匠のテッド・新井氏は、
「コミネ、絶対に敵のガンマンから目を離すな。
 遮蔽物に隠れてから、敵を探すんじゃ、撃たれて殺されるぞ」
正に今回のケースがそれだった。



2

 装備だ。
 4倍スコープの上にドットサイトの搭載された照準装置は、素晴らしい。
 近くにはドットサイトで、速射。遠くには4倍スコープで正確で早い狙撃。
 この両者を提供する。
 コミネの、脳裏にアフガンでのガンファイトの話が蘇る。
 米陸軍は、その4倍スコープとドットサイトを装備のM4カービン。敵、武装勢力は、アイアンサイトのAKM。
 村の中での市街戦となった。
 米陸軍兵士と、武装勢力兵士が、ある場所で同時に対峙した。
 狙う。
 アイアンサイトvs.ドットサイト。
 ドットサイトに方が遥かに早く、武装勢力兵は射殺された。
 
 そして、建物の影に、武装勢力。
 米陸軍兵士は、直ぐにドットサイトから、4倍スコープを覗いた。
 正確な223の狙撃弾を送る。敵が何処にいるか、アイアンサイトで探していた武装勢力兵は、射殺された。

 アイアンサイトvs4倍スコープ&ドットサイトの装備はこれだけ戦力が違う。
 その実戦例が、SEALSで、再現された。

 CAT11は、ファンの御好意で、ダットサイトをやっと、この前装備した。
 4倍スコープ付きドットサイトは、夢のまた、その向こう側にある装備だ。

3 
 バリケード・シュートの基本。
 入りと出だ。
 それをまだ、CAT11には、教えていない。
 AAR=アフターアクションレポートで教えるつもりだ。

 ただ、勝った負けたを繰り返しているだけでは、サバゲーは永遠に巧くならない。
 反省と学びをしないとならないのであります。

『反省』