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ガチ・サバゲー

『VS 40’s』

相手は、40’s。フィールドでの定例会で、CAT11のゲーム中の身辺警護をしてくれるチーム。

本日は敵であります!!

トリガートークで、初のインドアサバゲーに挑戦するCAT11。

昼休みのガチ・サバケーの対決相手は、定例会で常にCAT11のゲーム中の身辺警護をして下さるCATファンチームの一つ、40’s。

勿論、40’sは、インドアゲームは経験済み。

よろしくお願いします!!

親しいけど、まず、挨拶。親しき仲にも礼儀ありであります。

そして、一番、大切な事を伝える。

このガチサバケーの特別ルールだ。

「ライトと無線無しでお願いです」とコミネ。

「ライト、無いの?」と40’s。

「はい、精神力で、眼力聴力嗅覚をアップして暗闇戦をカバーしてます」コミネ

「無理でしょ?」と40’s

「そーなんですけど…」

「面白そうだからいいですよ」

と快諾を得て、無線・ライト無の特別ルールで開始。

40’S、この方々、サバゲー巧いんです。

アウトドアサバゲーの定例会で親しくなり、CAT11の身辺警護と、ここ一番の攻撃、防御の時にチームとして、力をお借りしています。

 チームの命名者はこのコミネ。メンバー全員が40代の中年。口径40に引っかけて、この名前となりました。

作戦は簡単。待ち伏せしていては、いつもの警護のお礼はできない。

積極的に前に出て、攻撃することにする。

左翼から、リナとアキバのコンビ。右翼から、コミネが単独索敵攻撃に出る。

ゲーム時間は10分。

ゲーム1 Bフィールド『たった一人の生還』

右から回り込んだコミネ。敵、40’s一人目401を発見。バリケードシュート開始。

401を撃破。

401からの視界。壁から銃口と一部しか、見えないバリケードシュートの基本です。401さんは、それに対して、全身を暴露。被弾してしまいます。

ガチサバゲールールはやられた所で死体は立ち尽くすがルール。現場検証をし易くする工夫であります。

角にある最後の遮蔽物の後ろ。

呼吸を止めて、気配を絶つ。

軽自動車の後方に待ち伏せする402さんを発見。狙撃。

402さんから視界。

距離15mの狙撃。

(わーははは、あと一人)と、勝利の前進を始めた直後に、403さんが、低く、拳銃を構えて、ヒョイと現れて、コミネを撃つ。

「ヒット!!」とコミネ。

一人残った403は、CAT11と対決すべく、Bフィールドのメインストリートに展開。

「ヒット!」と402さん

二人目、射殺。

息を吐き、息を整える。

その頃、リナは病院から出て、メインストリートから前に出ようとしていた。(写真は別ゲームの時のイメージです)

丁度、出てきたリナと銃撃戦。

リナは、建物の中に戻って、隠れる。

インドア戦に手慣れた403は、直ぐに音もなく接近。飛び込んで、リナを射殺。

「私が、遮蔽物に隠れたら、敵は凄い速さで走ってきて、撃たれたよ。悔しいね」(リナ)

アキバは、リナがやられたのを知った。

こんな時、ベトコン率90%のアキバは待つ。

「暗がりで、待ち伏せしてました。そうしたら、御出でになったので、撃ちました」(アキバ)

403からの視界。

低く、暗がりに忍ぶアキバは見事に403を射殺。

五分15秒の死闘は、CAT11が勝利した。

再び、リナ、アキバの二人とコミネ一人に分かれる。

ゲーム開始と同時に、ルームクリアリングを開始するリナとアキバ。

角を一つずつクリアしながら、前進するアキバ。

アキバが先頭、リナが後衛を務める。

スタート地点から右翼側を行く。これが、40’sと、擦れ違いを発生させた。

コミネはグルリと三分の二周した辺りで、40’sの最初の敵401さんと遭遇。

コミネが、401を射殺。

コミネからの視界。

410さんを撃破する。

ゲーム2 Aフィールド『迷路の迷走、その結果…』

前進、再開。

インドアは、敵が出てくる所は、見える範囲で数か所と限定されるが、移動する時は、全身が敵に晒される。

左側の壁の隙間に402さん発見。

同時に撃ち合い開始。

402さんと相撃ちとなる。

三名は死体となって、ここで、立ち尽くす。

その頃、リナとアキバは、コンビワークで、ルームクリアリングを続けていた。

リナとアキバは二手に分かれて、索敵行動を続ける。

単独探索を続けるアキバ。

 

 

10分時間経過、時間切れ。

その最後の瞬間、リナと敵403は、数mの距離で遭遇しようとしていた。

40’s一名、CAT11二名サバイバルで、CAT11の勝利。

珍しく、CAT11は、二戦全勝で終えた。

ガチ・ゲーム1
結果

 第一試合はミニタウンのあるBフィールド

「出撃陣地は、お選びください」と俺。

「じゃ、軽トラックのある方から行きます」

「では、我々は病院から行きます」

 タイムキーパーは、池田カメラマン。公正を期すために、フィールド外からタイムだけ図る。撮影すれば、そこにいるのがばれてします。

「スタート!!」

 池田カメラマンの声が場内に響く。

 俺は、チームを2-1に分けた。

リナとアキバ、俺が単独で右翼から動く。

 待ち伏せしていては、いつも、お世話になっている40’Sさんに申し訳ない。

 前に出る。

 

 Bフィールドはメインストリートからの眺めが一番効く。そこで俺の姿が見えないように、姿勢を低くして、移動する。

 リナとアキバがどう動いているか、勿論、分からない。無線ないし。

 そして、俺は移動を止めて、暗闇に目を凝らす。

敵影が無いか確かめる。次は、リナには冗談で教えたが、本当に敵がいないか、匂いを嗅いでみる。

 高校文化祭のお化け屋敷の匂いがした。

 やはり、余り、意味がない匂い嗅ぎ敵発見テクでした。

そして、耳をウサギのように立てて、音を聞く。無音。

 そして、全身をレーダーのお椀のようにして、第六感で、気配を探る。

 いない。

 移動を再開する。

 移動時は、銃身を絶えず前にして、いつでも撃てる様にする。

 出会い頭の双方デッド。しかし、一人は殺せる。

 元々、俺は囮のつもりだ。敵にやられれば、敵の居場所が分かる。後はCAT11が、戦えばいいのだ。

 

 ある角が、チラ見すると、暗がりに人影。

バリケードシュートで、撃つ。

 敵の401も気づく。

交戦。

 しかし、俺はバリケードシュート、401さんは、暗がりにいるが、全身を晒している。

 人影にセミオートで連射を浴びせる。

「ヒット!」

 401を撃破。

前進再開。

 Bフィールドの反対側の壁が見える。

そこから、軽自動車が見える。

 息を止めて、気配を消す。

サバゲーのバサロだ。ターンする場所で息を止めて、地上潜水行動にして、気配を消す。

 あっ、軽自動車の陰に402さんがいる。

 俺に気が付いていない。

SEALSのように浮上して、狙撃。

「ヒット!」

 二人目を撃破。

 

 あと一人。

ここで、俺は慎重に行けばいいのに、有頂天になって、前に出た。

 敵を撃てば、敵からは俺がいる事は既に露見している。

 前に出ようとしたとき、壁沿いの入り口から、低く、左手に拳銃を持った403さんが、行き成り、現れると、撃たれた。

「ヒット!!」と俺。

 素晴らしい低め撃ちであります。

 

 ここからは、リナとアキバのレポートに頼る。

 CAT11は、全ての訓練、取材の後にレポートの提出が義務付けられている。

 これは、米陸軍特殊部隊グリーンベレーの方式を真似した。

ベレーは必ず、訓練、作戦の後にアフターアクションレポートAARを提出が義務付けられている。

 ただ、サバゲー終わって、「あー、楽しかった」「あー、疲れた」で終わっているのはダメです。

 とにかく、考えて、書く。それによって、テクニックは自分の身に付きます。

 

 リナとアキバは、二人で出撃して、左翼で、さらに、二手に分かれた。

 リナは、メインストリートから前に出ようとした。

「その時、敵を見たんだよ。

それで、お互いに銃撃戦になったんだよ」(リナ)

 敵は、ハンドガンの使い手403。

遭遇戦で圧倒的な火力をリナに浴びせた。

 リナは堪らず、自分のバリケードに身を隠す。

「私が隠れると、敵は、ホントに早く走ってきて、私を撃ったんだよ」(リナ)

 リナは悔しそうだが、バリケードに隠れたのが、敗因。

 隠れても、そこにいるのが、分かれば、手慣れたガンマンは、突っ込んでくる。

「ヒット」とリナ。

 

 403さんはさらに、回り込む。

その頃、アキバは、リナと最後の一人が銃撃戦になった音を聞き、本能的に動いてた。

 アキバは、左翼から行こうとしたのを、ターンして、戻った。

「背後を取られると思い、小屋の入り口まで戻って、待ち伏せする事にしました」(アキバ)

 そして、暗がりで低く、構えた。

「その直後、左側から現れた、403さんを膝撃ちでヒットでした」(アキバ)

 

 五分15秒で、CAT11の勝利となった。
ガチ・ゲーム2
ゲーム2 Aフィールド『迷路の迷走、その結果…』

 今度は、迷宮のラビリンスのAフィールドだ。廊下と部屋とスペースが混在する。

 二階の使用を無しにして、ゲーム開始。

 

 再び、1-2に分かれる。

コミネ単独、リナとアキバのコンビだ。

 右側から右回りで攻めることにした。

 これが、結果、迷宮の迷走の開始となった。

 40’sも自陣から右翼に繰り出した。

 上から見ると、左回りの戦闘渦となっていたのでありました。

 

 コミネは、役割は同じ。

疑似餌である。

 戦闘を誘発させて、その位置にCAT11を来させて、殲滅させる作戦だった。

 

 CQBを構えると、敵スタールーム2に突入した。

 蛻の殻。

 ならば、CAT11が、何処かで遭遇戦を引き起こす確率が高い。

 ルーム2の中から、耳を澄まし、気配を探る。

 銃撃戦は発生していない。

 ならば、敵は、自分の来ない方向から来たはず。

 スタートルーム1から見て左だ。

 ルーム2からだと、右翼だ。

 暗闇には目を凝らし、明るい場所は見て、確認して、死角を一つずつ、クリアにしていく。

 

 一番外側の廊下の暗がりに何か蠢いていた。

CAT11か?

 ライトあればいいが、装備にない。

 目を凝らす。

 右手に拳銃。

 CAT11は、M4カービンだ。

敵だ。

 そこまで、分かるのに数瞬。

しかし、既に廊下に出ていた。

 CQBを発砲すると同時に、急速に下がる。

敵も拳銃を身体の真ん中に構えて、撃ち始める。

 その時、俺はバリケードシュートの態勢を作り、そのシルエットの真ん中を目がけて、撃ち続けていた。

「ヒット!!」

 一人目401さんを撃破。

ライトあれば、直ぐに分かっていた。

 ここは、ライトがないと、不利だ。

 

 バリケードにしていた角から出る。

前に進む。

 後二人が、どこから、出てくるか分からないのが、Aフィールドだ。

 高校の文化祭だと、キャーとかギャーとか驚けばいいが、ここでは、驚いたと同時に撃たなければならない。または、BB弾が命中して、戦死だ。

 壁の隙間の下から、視線を感じた。

 人間の視線には、何らかの赤外線がある。

 俺はそれを感じる。

反射的に撃った。

 と言うか、同時発見で、撃ち合いになった。

 402さんが、低い位置で拳銃構えて、いらっしゃつたのだ。

 相撃ちで、双方、戦死。

 

 ここからは、また、リナとアキバのレポートを頼りに再現します。

「コミネさんの消えた廊下の隣の隙間から、アキバさんと、戦闘開始。

 私が前、アキバさんが、後方警戒で、ルームクリアリングを続けたよ。

 行ける所、行ったんだけど、敵は見つけられなかったよ」(リナ)

 リナとアキバは再び、単独行動を取って、索敵を続ける。

「どうも、私は、敵と反対側をずっと、移動してみたいだよ」(リナ)

「バリケードが複雑なので、予測ができなかったです。でも、それが、とても楽しかったです」(アキバ)

 その、リナとアキバは、再び、フィールドで再開する。

味方撃ちにならなかったのは、幸いだ。

 二人一組で索敵する。

 その途中、俺を含む三人の死体が立ち尽くすソーンを通過する。

 リナは、顔だけ出すと、マジにその辺りの匂いを嗅いでいた。

 いやー、ジョークで行ったんだけど…。

 本当に敵が嗅覚で分かるんならば、軍用犬いらないし…。

「10分まで、後、10秒」

 と叫ぶ池田カメラマンの声が遠くから聞こえた。

 その10秒、何も起こらない。

「二人で動いていたら、そのまま、時間切れとなったよ」(リナ)

 

 CAT11残り二名、40’s一名。

CAT11が、勝利した。

 珍しく、二連勝した。

『反省と分析』

 光量を調節するトリガートークのゲームは、面白い。

 午後のゲームでは、まったくの暗闇にして、昼間から夜戦となっていた。

 こーなると、暗視装置か、単純にライトがないと、勝負にならない。

 

 ガチサバゲーも40’sさんがライトを使用していれば、簡単に、我々は殲滅された。

 

 ブッシュ戦での敗退に続いて、インドア戦。

装備の不備が課題となった。

 タクティカルライトであります!!

二勝を伝えるCAT11、

楽しそうにゲームを終える40’s。

サバゲーは何よりも楽しい事が大切です。

お互いに握手して、お互いの健闘を称える。

40’sさん、対戦して頂き、ありがとうございました。

 

 

CAT11 リナ アキバ

コミネ

 

 

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取材協力:トリガートーク
〒354-0044
埼玉県入間郡三芳町北永井395-2
049-293-2442

2013年掲載

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